ヤマガタバトンズ〜ボクらのマチのスゴイ文化を未来につなげ!〜
地域の文化を子どもたちにやさしく伝え、未来へつなぐ
ヤマガタバトンズは、山形が誇る「出羽三山文化」と「紅花文化」の価値と素晴らしさを、体験と映像を通じて子どもたちに向けて伝える企画です。
”スゴイ”からこそ、現代にまで伝わっている地域文化。その”スゴさ”の理由を子どもたちに体感して欲しい。そして、伝統を未来につないできた人たちのバトンをこれからの世代につないでいきたい。そんな想いを込めて企画しました。
企画を進めるにあたり、県内各地を巡り、たくさんの方々にお話を伺う日々。膨大な情報から、どのような切り口なら子どもたちが興味を持つだろう?難しい側面をやさしく伝えるには?と、試行錯誤した日々でした。
結果として2年間で計16つの文化と向き合い、それぞれのアウトプットを制作。lururuは、企画全体のコンセプトメイキング、ネーミングを行うとともに、各文化のスト−リーや取り組みを編集し、体験イベント企画と映像制作という形に落とし込みました。
主催 出羽三山「生まれかわりの旅」推進協議会、「山寺と紅花」推進協議会
clients 株式会社山形アドビューロ / released 2021年〜
lururuの役割
企画価値を定義・言語化し、コンセプトを作成。文化の中心にある”スゴさ”を未来へ、子どもたちにつなぐことをテーマ性を、バトンを渡すモチーフに表現した。ネーミングとメイングラフィックを作成し、映像やイベント企画に展開した。
「心を動かす体験」を目指し、地域の子どもたちと文化継承者がつながるイベントを企画。継承者の想いを聞く時間を設けるだけでなく、クイズなども盛り込み、体験を深めつつも子どもたちが飽きずに楽しめるよう工夫した。
学校教材として10分程度の映像番組を作成。10分という短い時間の中で、体験会に参加していない子どもたちにもポイントが伝わる編集・構成を目指した。
ヤマガタバトンズとつくる未来
山形で育ってきた私たちでも、この事業に携わるまで知らなかった伝統文化がたくさんありました。知れば知るほど面白く、聞けば聞くほど伝えたくなる。そんな想いを未来に繋げたいと思いました。
地域の文化を知ることは、どのような想いのもとで、どのように工夫が重ねられてきたのか、先人たちの知恵を知ることができます。それまでの歩みを見つめ直すことが、これから私たちがどう生きるのが良いのか考えるきっかけになります。ヤマガタバトンズという企画を通じて、子どもたちにも山形の伝統や文化を伝えていきたいと思います。
主催
出羽三山「生まれかわりの旅」推進協議会
「山寺と紅花」推進協議会
CLIENT
株式会社山形アドビューロ
MEMBER
総合プロデュース:水井克(山形アドビューロ)
企画ディレクション:和田有紗(lururu,inc)
映像:布施果歩、佐藤鈴香(Strobelight)
デザイナー:高橋美紀(tolnedo)