高校生向け冊子「ハタラクを考える。その前に。」
山形の高校生が「自分らしくハタラク」を
考えるきっかけをつくる冊子制作
山形の学生と企業をつなぐメディア「ヤマガタ未来ラボ」さんと一緒に、県内の高校生に向けたキャリア支援冊子を制作しました。
「就活と言われて、頭ではわかっていても実際にはどうしたらいいのかわからない 」
そんな高校生のリアルな気持ちに寄り添う今回の企画。
プロジェクトは、クライアントの想いと高校生の悩みを深掘りし、何を伝えるのかを整理し、丁寧に言語化することからスタートしました。打ち合わせを重ね、読者が”自分と企業の接点を見つける”という企画のコアを両者の課題から導き出し、構成を練っていきました。
構成づくりでは、共感をもって読み進めてもらえるように、徹底した読者目線にこだわりました。高校生のリアルな「問い」を起点に、その悩みや疑問に共感しながら、「ハタラク」について一緒に考えていくストーリーを設定。働く先輩の事例もまじえ、自分らしく働くコツやヒントを散りばめました。
また、クリエイティブも読者視点にこだわりました。表紙や冊子内に登場する高校生のキャラクターは、県内で活躍するイラストレーターのRenaさんに描いていただきました。
clients ヤマガタ未来ラボ / released 2023年4月
lururuの役割
この冊子を通して伝えたいことを言語化することから着手。さらにより詳しい読者像をつかみ展開するための「ペルソナ像」を設定した。クライアントの想いと高校生が抱えている課題から、双方の視点を踏まえゴールを設定した。
高校生が漠然と捉えている「ハタラク」を、読み進めていくことで段階的に理解できるようなストーリーで全体を構成。ページごとに要点を明確化する、次ページへの動線を入れるなど、最後まで読んでもらえるような仕掛けを施した。
案内役である猫と読者の気持ちを代弁する高校生のキャラクターを設定。高校生の”問いかけ”から始まり、2人が会話をしながら少しずつ理解が深まっていく。キャラクターを用いることで共感や伝わりやすさを狙った。
キャラクターデザインとイラストは、県内で活躍するイラストレーターに依頼。高校生が思わず手に取り中をみてみたい!と思ってもらえるデザインになるよう、テイストから色使いまで意見を交わし仕上げていった。
山形の未来を一緒に考える
「山形 × じぶんのこれからを考える」をテーマに活動するヤマガタ未来ラボさん。共に冊子を制作する中で、高校生たちのフレッシュな視点に触れ、「山形のこれから」と向き合うことができました。山形県内の高校生にとって、この冊子が自分らしく働くためのはじめの一歩となり、自分と企業との接点を見つけるきっかけになれば嬉しいです。
lururuには、進学や就職のため一度は生まれ育った山形を離れたものの、現在はUターンし活躍しているメンバーもいます。そんなlururuの仲間と一緒に、これからも山形の未来を考えていけたらと思います。
CLIENT
株式会社キャリアクリエイト(ヤマガタ未来ラボ)
MEMBER
企画構成/クリエイティブディレクション
和田有紗、黒川遥香
PARTNER
表紙・キャラクターデザイン
イラストレーター Rena